北炭幌内炭鉱跡
 
北炭幌内炭鉱安全灯庫跡
 
 北炭幌内炭鉱安全灯庫跡は,北海道三笠市にある炭鉱施設跡です。当初,坑内の照明はブリキ製のカンテラに魚油や石油を使用していましたが,坑道が延長することで通気が不完全となり,ガスの発生量も多くなって爆発の危険性も増加した為,1893年(明治26年)頃から安全灯が使われました。この北炭幌内炭鉱安全灯庫は大正から昭和初期頃に建設された安全灯を保管する為の建物です(看板引用)。
 
 
 北炭幌内炭鉱安全灯庫跡の様子です。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 反対側から見た様子です。両側は残っているものの,中央部分は完全に崩れてしまっています。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
北炭幌内炭鉱音羽坑口跡
 
 北炭幌内炭鉱音羽坑口跡は,北海道三笠市にある炭鉱施設跡です。音羽坑は開拓使により1879年(明治12年)に大規模炭鉱として開削されたもので,北海道で最古の坑道跡となります。延長は約700mあり,坑口から伸びるレールは,1882年(明治15年)に幌内鉄道の幌内駅に繋がり,石炭が搬出されたそうです(看板引用)。
 
 
 北炭幌内炭鉱音羽坑口跡の様子です。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
北炭幌内炭鉱原炭ポケット跡
 
 
 北炭幌内炭鉱原炭ポケット跡の様子です。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
北炭幌内炭鉱15tクレーン備付台座跡
 
 
 坑口建設時に使われたと思われる15tクレーン備付の台座跡です。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
北炭幌内炭鉱常盤坑口跡
 
 北炭幌内炭鉱常盤坑口跡は,北海道三笠市にある炭鉱施設跡です。常盤坑は1938年(昭和13年)に開坑しました。幌内炭鉱開坑から70年の1952年(昭和27年)には坑道の最深部が-520mに達し,運搬系統の合理化を図る為にベルト斜坑に改修し,養老・布引両坑を一連のベルトで繋ぎ,坑外の選炭場まで石炭を搬出しました。1966年(昭和41年)には北炭幌内炭鉱幌内立坑櫓が完成し,運搬,通気等の集約効率化が図られ,石炭の搬出は常盤坑に集約されました(看板引用)。
 
 
 北炭幌内炭鉱常盤坑口跡(ベルト斜坑本卸坑)の様子です。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 北炭幌内炭鉱常盤坑口跡(ベルト斜坑副卸坑)の様子です。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
北炭幌内炭鉱ベルトコンベアー捲揚げ場跡
 
 北炭幌内炭鉱ベルトコンベアー捲揚げ場跡は,北海道三笠市にある炭鉱施設跡です。養老・布引等の各坑から運ばれる石炭は坑内で集約し,常盤坑から一連のベルトコンベアーで坑外に運び出されます。捲揚げ場は,このベルトコンベアーを常盤坑から捲揚げて,選炭場に運搬する捲揚げ機の据付け場です(看板引用)。
 
 
 北炭幌内炭鉱ベルトコンベアー捲揚げ場跡の様子です。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
北炭幌内炭鉱変電所跡
 
 北炭幌内炭鉱変電所跡は,北海道三笠市にある炭鉱施設跡です。北炭幌内炭鉱音羽坑口の開坑以来,着々と機械化が進められていきましたが,坑内外の最初の動力源は蒸気でした。北炭による初めての電力使用は1898年(明治31年)幌内滝の沢発電所における電力の扇風機運転であり,1913年(大正2年)には夕張に中央発電所を建設,更に1924年(大正13年)にかけて70kmを超える送電線が設置され,採炭の能率も飛躍的に向上しました。この北炭幌内炭鉱変電所は煉瓦張りのコンクリート2階建で,1919年(大正8年)頃に建てられたそうです(看板引用)。
 
 
 北炭幌内炭鉱変電所跡の正面の様子です。建物の右下辺りに見える白い物は碍子です。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 変電所跡1階にある変圧器です。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 変電所跡1階にある制御盤です。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 変電所跡1階に置かれているヘルメットとヘッドライト用充電器です。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 変電所跡1階に置かれている幌内炭です。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 2階へ上がる為の鋳物で出来ている階段です。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 変電所跡2階にある東芝製の配電盤と制御装置です。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 1階と2階の吹き抜けとなっている部分です。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
北炭幌内炭鉱幌内立坑櫓(入気)
 
 北炭幌内炭鉱幌内立坑櫓(入気)は,北海道三笠市にある炭鉱施設跡です。1966年(昭和41年)に建設された人員(2段式ケージ,50人乗降),資材搬入及び入気の目的で建設された立坑で,高さは約40m,深さは915mあります(そらち 産業遺産と観光HP引用)。
 
 
 北炭幌内炭鉱幌内立坑櫓(入気)の様子です。[撮影日:2012年7月14日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
幌内神社跡
 
 幌内神社跡は,北海道三笠市にある神社跡です。幌内神社は幌内炭鉱開坑の翌年1880年(明治13年)に北炭幌内炭鉱音羽坑口を掘削した真上の中腹に建てられました。5月の祭典には,空知集治監の囚人も仕事を休み,近くの村から大勢の人達が集まって相撲や芝居等が催され,大賑やかとなったそうです(看板引用)。
 
 
 建物はありませんが,幌内神社跡へ向かう途中の階段が残っています。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
幌内炭鉱坑口神社
 
 
 北炭幌内炭鉱常盤坑口跡の本卸坑と副卸坑の間にある幌内炭鉱坑口神社です。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
幌内炭鉱殉職者慰霊招魂碑
 
 幌内炭鉱殉職者慰霊招魂碑は,北海道三笠市にある1903年(明治36年)7月に幌内炭鉱で起きた坑内ガス事故で亡くなった殉職者を慰霊する為に同年9月に建てられた招魂碑です。建立時は幌内神社境内にありましたが,碑前が狭い為,現在の場所に移されたそうです(石碑引用)。
 
 
 幌内炭鉱殉職者慰霊招魂碑の様子です。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 幌内炭鉱殉職者慰霊招魂碑の前に置かれている江別市上光石材工業寄贈の石碑です。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 幌内炭鉱殉職者慰霊招魂碑の側に置かれている北炭が建立した慰霊碑です。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 手前には北炭の社紋が見えています。[撮影日:2011年10月23日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]