羽幌炭鉱築別坑跡
 
 羽幌炭鉱跡は,北海道苫前郡羽幌町にある炭鉱跡で,羽幌町の中心部から東に23km付近の山中に選炭工場やホッパー,集合住宅,発電所等の施設群が朽ち果てた状態で点在しています。羽幌炭鉱は,1940年(昭和15年)に開業し,羽幌炭鉱鉄道株式会社が経営していました。1961年(昭和36年)には年間出炭量100万tを越え,ピークの1968年(昭和43年)には114万tを採掘しました。純度の高い良質な石炭で,灰と煙が少ない家庭用暖房燃料としても重宝されましたが,1969年(昭和44年),全体の6割の出炭を占めていた築別坑が断層にぶつかり,経営が悪化しました。そして,国の石油へのエネルギー転換に伴う特別閉山措置法を受け,1970年(昭和45年)11月に閉山となりました。羽幌炭鉱築別坑は,築別坑・羽幌本坑・上羽幌坑の3鉱区の中で最も北に位置し,最も早い1940年(昭和15年)に開坑し採炭が始まりました(羽幌町HP引用)。
 
羽幌炭鉱築別坑坑口跡
 
 
 
 坑口浴場跡の裏手にある羽幌炭鉱築別坑坑口跡の様子です。[撮影日:2012年5月3日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
羽幌炭鉱築別坑原炭ポケット跡
 
 
 羽幌炭鉱築別坑原炭ポケット跡の様子です。[撮影日:2012年5月3日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 ここから築別川対岸の第一選炭工場へ向けてベルトコンベアで石炭が運ばれたと思われます。[撮影日:2012年5月3日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 ベルトコンベアを設置した橋梁の橋台跡と思われる遺構です。[撮影日:2012年5月3日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
羽幌炭鉱築別坑選炭場(第一選炭工場)跡
 
 
 
 
 現役時は一つの大きな工場であった選炭場も今ではコンクリートの遺構が飛び飛びで残されているのみです。[撮影日:2012年5月3日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 選炭場跡の側に残されたシックナー跡の様子です。[撮影日:2012年5月3日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 シックナー内部の様子です。[撮影日:2012年5月3日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 選炭場近くに残されていた索道施設の様な遺構です。[撮影日:2012年5月3日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
羽幌炭鉱築別坑ホッパー跡
 
 
 羽幌炭鉱築別坑ホッパー跡の様子です。[撮影日:2012年5月3日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 後ろ側からの様子です。貯炭部分等は残っていますが,上屋は残っていません。[撮影日:2012年5月3日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 引き込み線は2レーンとなっています。[撮影日:2012年5月3日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 ホッパー内の様子です。[撮影日:2012年5月3日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 ホッパー下部とシュートの様子です。[撮影日:2012年5月3日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 ホッパー上部の様子です。火力発電所跡や原炭ポケット跡,炭鉱アパート群跡等が見渡せます。[撮影日:2012年5月3日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
羽幌炭鉱築別坑火力発電所跡
 
 
 羽幌炭鉱築別坑火力発電所跡の様子です。[撮影日:2012年5月3日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 建物は外壁の一部を残すのみです。[撮影日:2012年5月3日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 排煙を煙突に送る部分の様子です。[撮影日:2012年5月3日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 
 煙突の様子です。梯子は壊れておらず,鉄筋コンクリート造の外壁もしっかりしています。[撮影日:2012年5月3日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 煙突内部は煉瓦造で落下煉瓦も無くしっかりしています。[撮影日:2012年5月3日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
羽幌炭鉱築別坑排気立坑跡
 
 
 
 二股沢付近に残る羽幌炭鉱築別坑排気立坑跡です。[撮影日:2012年5月3日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]