東京都区部建築・建造物2
 
市田家住宅
 
 市田家住宅は,東京都台東区にある日本橋布問屋の隠宅として建設された建物です。寄棟造,桟瓦葺,外壁押縁下見板張の木造2階建で,6畳と8畳座敷を東西に並べて西と南面に縁を廻し,東側南北に玄関・茶の間・台所を配しています(国指定文化財等データベースHP引用)。
 
 
 市田家住宅の主屋と表門の様子です。[撮影日:2012年4月7日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 市田家住宅の蔵と裏門の様子です。[撮影日:2012年4月7日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
旧岩崎家住宅
 
 旧岩崎家住宅は,東京都台東区にある実業家・岩崎久弥のかつての住宅です。設計者は,日本の近代建築の発展に指導的役割を果たしたイギリスのジョサイア・コンドルです。木造2階,地下1階建の洋館正面に向かって左半分が主屋で,スレート葺の大屋根をかけ,その右にやや規模の小さい棟が続いています。両者の間の玄関部には塔屋があり,角ドーム屋根となっています。洋館左側に建つ木造平屋,地下1階建の撞球室(ビリヤード場)とは地下道で繋がれています(看板引用)。
 
 
 旧岩崎家住宅洋館の正面の様子です。[撮影日:2012年4月7日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 洋館玄関部の塔屋の様子です。[撮影日:2012年4月7日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 洋館の側面の様子です。[撮影日:2012年4月7日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 撞球室(ビリヤード場)の正面の様子です。[撮影日:2012年4月7日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+,プロカメラ]
 
 
 
 
 再訪時に撮影した内部の様子です。[撮影日:2019年9月11日,機種:D750]
 
旧教育博物館書籍閲覧所書籍庫
 
 旧教育博物館書籍閲覧所書籍庫は,東京都台東区にある国立科学博物館の前身教育博物館書籍閲覧所の書庫として,当時工部省技官だった林忠恕により設計,工部省により施工された建物です。音楽学部5号館の建築計画により障害建築物として解体の危機もありましたが,前野まさるを初め教師・学生が保存運動を展開した結果,解体を逃れたそうです(東京芸術大学HP引用)。
 
 
 旧教育博物館書籍閲覧所書籍庫の様子です。[撮影日:2012年4月7日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 正面の様子です。[撮影日:2014年2月2日,機種:iPhone 5s,アプリ:Camera+]
 
旧帝国図書館
 
 旧帝国図書館は,東京都台東区にある帝国図書館として建てられた建物です。1906年(明治39年)竣工の第一期工事と1929年(昭和4年)竣工の第二期の二次に亘って建設され,構造は第一期が鉄骨補強煉瓦造,第二期増築部分が鉄筋コンクリート造です。久留正道による設計で,ルネサンス様式を取り入れた明治期洋風建築の代表作の一つです(Wikipedia引用)。
 
 
 旧帝国図書館の正面の様子です。[撮影日:2012年4月7日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
旧東京音楽学校奏楽堂
 
 旧東京音楽学校奏楽堂は,東京都台東区にある東京芸術大学音楽学部の前身である東京音楽学校の施設だった奏楽堂です。我が国初の本格的な音楽用ホールで,壁体や床下に藁や大鋸屑を詰めて遮音効果をあげる等の音響効果に対する技術的な配慮もみられます(国指定文化財等データベースHP引用)。
 
 
 旧東京音楽学校奏楽堂の正面の様子です。[撮影日:2012年4月7日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
旧東京図書館書籍庫
 
 旧東京図書館書籍庫は,東京都台東区にある東京図書館の書籍庫として1886年(明治19年)に建設された建物です。現存する煉瓦造としては,隣接する旧教育博物館書籍閲覧所書籍庫に次いで都内で2番目に古い建物になります。入口の尖塔アーチや最上部の丸窓等が特徴的です(東京都HP引用)。
 
 
 旧東京図書館書籍庫の様子です。[撮影日:2012年4月7日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
旧東京美術学校陳列館
 
 旧東京美術学校陳列館は,東京都台東区にある東京美術学校の陳列館として1929年(昭和4年)に建設された建物です。黒田記念館とともに,茶色のスクラッチタイル張りの調和のとれた景観を形成しています(東京都HP引用)。
 
 
 旧東京美術学校陳列館の様子です。[撮影日:2012年4月7日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 正面の様子です。[撮影日:2014年2月2日,機種:iPhone 5s,アプリ:Camera+]
 
旧博物館動物園駅
 
 旧博物館動物園駅は,東京都台東区にある1933年(昭和8年)開業,2004年(平成16年)廃止の京成電鉄の駅舎跡です。設計は中川俊二で,国会議事堂中央部分の様な西洋様式の外観が特徴的です。老朽化や乗降客数の減少が響いた為に廃止に追いやられたそうです(Wikipedia引用)。
 
 
 
 旧博物館動物園駅の様子です。[撮影日:2012年4月7日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
旧吉田屋酒店
 
 旧吉田屋酒店は,東京都台東区にあるかつて谷中6丁目の一角にあった商屋建築です。正面は1・2階とも出桁造りで商家特有の長い庇を支え,出入り口には横長の板戸を上げ下げして開閉する揚戸を設け,間口を広く使って販売・運搬の便を図ったそうです(看板引用)。
 
 
 旧吉田屋酒店の正面の様子です。[撮影日:2014年2月2日,機種:iPhone 5s,アプリ:Camera+]
 
 
 
 旧吉田屋酒店の内部の様子です。[撮影日:2012年4月7日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
教證寺
 
 教證寺は,東京都台東区にある真宗大谷派の寺院です。本堂は,土蔵造,寄棟造妻入桟瓦葺で,正面向拝一間,側背面を葺き降ろしています。客殿は,木造2階建,東西棟の入母屋造桟瓦葺,外壁は下見板張で,妻飾は木連格子となっています(国指定文化財等データベースHP引用)。
 
 
 教證寺本堂の正面の様子です。[撮影日:2012年4月7日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 教證寺客殿の様子です。[撮影日:2012年4月7日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
黒沢ビル
 
 黒沢ビルは,東京都台東区にある1930年(昭和5年)竣工の眼科病院として建てられた建物です。鉄筋コンクリート造3階,地下1階建で,正面1階の鉄平石張,尖頭アーチ窓やコンクリート製幌状の庇等,表現派風意匠に特徴があります(国指定文化財等データベースHP引用)。
 
 
 黒沢ビルの正面の様子です。[撮影日:2012年4月7日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
黒田記念館
 
 黒田記念館は,東京都台東区にある1928年(昭和3年)竣工の黒田清輝の遺言により建設された美術館施設です。外観はスクラッチタイル張りで,正背面2階中央にイオニア式列柱6本を配しています(国指定文化財等データベースHP引用)。
 
 
 黒田記念館本館の正面の様子です。[撮影日:2012年4月7日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 黒田記念館本館の玄関部の様子です。[撮影日:2012年4月7日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
 
 本館に隣接して建てられている書庫の様子です。[撮影日:2012年4月7日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
国立西洋美術館本館
 
 国立西洋美術館本館は,東京都台東区にある1959年(昭和34年)竣工の建物です。設計は,フランスの建築家ル・コルビュジエによるもので,前川國男,坂倉準三,吉阪隆正が日本で設計補助を行いました。ル・コルビュジエが探求してきた「無限発展美術館」の構想を具現化したもので,他にもピロティ,自然光を取り入れる照明ギャラリー,寸法体系等,ル・コルビュジエの作品に特有の優れた意匠が見られます(国指定文化財等データベースHP引用)。
 
 
 国立西洋美術館本館の正面の様子です。[撮影日:2012年4月7日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
日比谷公会堂
 
 日比谷公会堂は,東京都千代田区にある1929年(昭和4年)竣工の公会堂です。安田善次郎が東京市長だった後藤新平に共鳴し,当時としては巨額の350万円を寄附し,これを基に「市政調査会」及びそれに併設する公会堂として建設されたそうです(千代田区観光協会HP引用)。
 
 
 日比谷公会堂の正面の様子です。[撮影日:2012年4月6日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]
 
堀商店
 
 堀商店は,東京都港区にある1890年(明治23年)創業の商店です。建物は1932年(昭和7年)竣工の鉄筋コンクリート造4階建で,スクラッチタイル貼りの外壁,水平線を強調した窓廻りに時代の特徴がよく表れています(国指定文化財等データベースHP引用)。
 
 
 堀商店の様子です。[撮影日:2012年4月6日,機種:iPhone 4S,アプリ:Camera+]