旧日本郵船(株)小樽支店
 
 旧日本郵船(株)小樽支店は,北海道小樽市色内にある日本郵船(株)の小樽支店跡です。日本郵船(株)小樽支店は,1904年(明治37年)に着工し,2年後の10月に落成した,近世ヨーロッパ復興様式の石造2階建建築です。設計者は工部大学校第1期卒業生の佐立七次郎,施工は地元の大工棟梁山口岩吉が当たり,工費は当時の金額で約6万円だったそうです(リーフレット引用)。
 
 
 旧日本郵船(株)小樽支店の正面の様子です。[撮影日:2011年8月29日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 運河公園から見た旧日本郵船(株)小樽支店です。[撮影日:2011年8月29日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 表玄関から入って目の前に見える応接室です。[撮影日:2011年8月29日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 1階にある営業室です。ワニス塗りの机・椅子等の輝きと,ライトの暖かさが印象的です。[撮影日:2011年8月29日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 1階にある金庫室です。扉には大量の砂が敷き詰められており,大変重量感があります。金庫室の暗証番号は,支店長が代わる毎に変更されたそうです。[撮影日:2011年8月29日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 金庫室の扉に異常が生じたときの為の,緊急用の脱出口です。[撮影日:2011年8月29日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 建築工事の記録と建物の安泰祈願の為の棟札です。表には「(右)岡象女神 工学士 佐立七次郎,(中央)奉上棟大元尊神家門長久栄昌守護所,(左)五帝龍神」と記載されています。[撮影日:2011年8月29日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 2階の各部屋に設けられているアメリカ製の紙製ブラインドです。[撮影日:2011年8月29日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 2階に設置されているアメリカ製のロータリースイッチボックスです。[撮影日:2011年8月29日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 2階にある貴賓室です。菊紋内摺セードの付いたシャンデリア,浮き出し菊模様の壁紙,幻想花柄の絨毯等が印象的です。[撮影日:2011年8月29日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 貴賓室内にある鏡付大理石の暖炉です。使われることは無かったそうです。[撮影日:2011年8月29日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 貴賓室にある模様入りの蒸気暖房設備です。[撮影日:2011年8月29日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 2階にある会議室です。1906年(明治39年)11月13日,日露戦争の講和条約に基づく樺太の国境画定会議がこの部屋で開催され,会議終了後,貴賓室で両国委員による乾盃が行われたそうです。[撮影日:2011年8月29日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 樺太国境碑の複製(大日本帝国側)です。[撮影日:2011年8月29日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]
 
 
 樺太国境碑の複製(ロシア帝国側)です。[撮影日:2011年8月29日,機種:iPhone 3GS,アプリ:Camera+]